同志社クイズ【 Level 3-4 】
同志社クイズ【 level 3-4 】
各質問の正しい答えを選択枠の中から選んでください。
Q1,
新島の言葉を刻んだ「良心碑」は、今出川校地、アメリカのフィリップス・アカデミ―を含んで何基建てられているか?
A: 7基
B: 9基
C: 11基
Q2,
1864年、前に乗船した快風丸が今度は、函館まで航海するという情報を新島が得た。新島はこの時、遠く外国へ脱出する千載一遇の機会と捉えた。安中藩主から藩を離れて修学する許可が下りた時、新島は「天我を見捨てじ」と叫んだ。さて、快風丸が函館まで航海するという情報を新島に流した人物は誰?
A: 玉島航海を共にした旧友
B: 蘭学の勉強仲間の一人
Q3,
新島は一生懸命、3日かけて英語で「なぜ私は日本を脱出したか」(Why I departed from Japan)を書き上げた。新島の英語は拙いながら、真摯な志が読む人の心に深く響いた。それを読んだハーディー夫妻が、感動し新島の身元引受人になった。新島はこれを何処で書いたか?
A: 船員ホーム
B: 船中
↓ 解答はこちら ↓
《解答》
1,B
2,A
3,A
◆解説,1
「良心之全身ニ充満シタル丈夫(ますらお)ノ起リ来ラン事ヲ」望ンデ止マザル也、との新島
の文言(教え子の同志社普通学校五年生、横田安止〔やすただ〕に宛てた書簡中の一節)を刻む。彼の言葉を彫った石碑としてはもっとも有名で、しかも数が多い。同志社の大学と諸学校に6基(京都府に5基、大阪府に1基)、群馬県(新島学園中高、高崎自然道)に2基、アメリカ(フィリップス・アカデミー)に1基ある。
◆解説,2
玉島航海で知り合った備中松山藩士の加納格太郎から誘われて、新島はサハリンへ行く快風丸に便乗し、函館(当時は箱館)まで乗船することにした。函館まで行けば、横浜と違って警備も厳重でないため欧米に密航できる機会が多いにちがいない、との見通しを立てていた。「籠の鳥」は「大空に羽ばたく鳥」に変身する機会を伺っていた。
◆解説,3
ハーディーは新島を引き取るかどうかを判断する資料として、日本を脱出した理由を文章にするようにと、自分が理事長を務める船員ホーム(Sailors‘ Home)に新島を宿泊させた。その際、同所にいるチャプレン(宗教主任)ともいうべきA・バートレットに作文の指導を依頼した。新島がわずか3日間で読む者のこころを打つようなエッセイを作成できたのは、内容的にも語学的にもバートレットの指導があったからこそなのである。