同志社クイズ【 Level 1-3 】
同志社クイズ【 Level 1-3 】
各質問の正しい答えを選択枠の中から選んでください。
Q1,
上海でセイヴォリー船長は新島のためにアメリカに行く商船を捜したが、なかなか見つからなかった。最後に承諾をもらった船はワイルド・ローヴァー号であった。その船長の名は?
A: H・S・テイラー
B: N・アームストロング
Q2,
いよいよ宣教師として日本に派遣されることになった新島は、1874年のアメリカン・ボードの年次大会(ラットランド)で、日本にキリスト教主義学校の設立のための募金を訴える演説を熱意を込めて行った。その会場は?
A: グレイス組合教会
B: ジョンソン・チャペル
Q3,
新島がラットランドで受けた募金は、1年後京都で開校するキリスト教主義学校の設立資金、いわば「同志社の核」となった。献金総額は、後日の募金と合わせて、いくらだったか?
A: 1,000 ドル
B: 5,000 ドル
↓ 解答はこちら ↓
《 解答 》
1,A
2,A
3,B
◆解説,1
セイヴォリー船長が最初に見つけてくれた船長は、イギリス船の船長であった。ただし、これは相手側の都合により約束通りには実行されなかった。最後に斡旋してくれたのが、アメリカの貿易会社の所有船であった。船長付きのキャビン・ボーイをすれば、無賃で乗船させてもよいと言われた点、ならびに商取引を終えれば最終的にはボストンに戻るという点が、新島にとってはもっとも好都合であった。なお、N・アームストロングは宇宙船アポロ11号の船長で、人類で月面に初めて降り立った宇宙飛行士。
◆解説,2
アメリカン・ボードの宣教師に採用された新島は、1874年秋にヴァーモント州ラットランドのグレイス組合教会を会場にして開催された年次大会(総会)に出席した。最終日の新人宣教師送別での席で、新島はありきたりの別離と感謝の挨拶に代えて、日本にアメリカ流の学校を創るための献金アピールを敢行した。なお、ジョンソン・チャペルはアーモスト大学の礼拝堂で、内部に新島の肖像画が掛けられていることで有名。
◆解説,3
ラットランドの献金に関しては、一般的には「新島の一声で5,000ドル」と伝承されているが、当日の席上献金は3,000ドル台に留まった。「アメリカの父」ハーディーは、アメリカン・ボードのいわば理事長でもあったので、「息子」の募金に協力するため、総会後に全米の信徒、教会に向けて追加献金の要請をした。その結果、最終的な献金総額が5,000ドルになったというわけである。そのうち、1,000ドルの寄付者が3名含まれる。